施設見学で必ずチェックしたい7つのポイント

1. はじめに：なぜ施設見学が重要なのか
高齢の親のために施設を探すとき、「見学」はとても大切なステップです。
パンフレットやウェブサイトでは見えない「空気感」や「生活のリアル」を感じられるからです。
「見学せずに決めてしまって後悔した…」という声も実際にあります。

今回は、初めて施設見学をされる方でも失敗しないために、必ずチェックしておきたい7つのポイントをご紹介します。

2. 見学前に準備しておくこと
見学に行く前に、次のことを整理しておくとスムーズです

◇親の希望や体調状況（介護の必要度）

◇予算の上限と支払い可能な費用感

◇気になっていること・不安な点をメモしておく

これをもとに、当日は「質問リスト」を持って行くのがおすすめです。

3. チェックすべき7つのポイント
1. スタッフの対応・雰囲気
まず注目したいのはスタッフの印象です。
明るく挨拶してくれるか、入居者に対して丁寧に接しているかを見ましょう。
人手が足りているかどうかも重要なチェックポイントです。

2. 居室の広さ・清潔さ・設備
実際の居室はパンフレットと違って見えることも。
「親がここで安心して眠れるか？」という視点で確認しましょう。
バリアフリーやナースコールの有無、収納スペースも見ておきたいところです。

3. 食事の内容と提供方法
食事は生活の楽しみのひとつです。
実際の献立や写真を見せてもらうほか、可能であれば試食を申し出てみましょう。
アレルギー対応や刻み食などの対応も確認を。

4. 共用スペースの活用状況
食堂やラウンジ、リビングなどの共用スペースに人が集まっているかもチェック。
入居者同士の交流がある施設は、孤立しにくく生きがいにつながることが多いです。

5. 介護・医療体制の詳細
介護士や看護師が常駐しているか、夜間の対応体制はどうなっているか。
また、提携病院があるかどうかも確認しておきましょう。

6. 入居者の表情や会話の様子
施設全体の雰囲気をもっともよく表すのは、実は入居者の様子です。
笑顔があるか、落ち着いた雰囲気かどうかを見てみましょう。

7. 周辺環境・アクセスの利便性
ご家族が定期的に訪れる場合、アクセスの良さも大切です。
また、近くに病院やスーパー、公園などがあると親も安心して暮らせます。

4. 見学時に遠慮せず質問すべきこと
「こんなこと聞いても大丈夫かな…？」と思わず、どんどん聞いて大丈夫です。
特に・・・・

◇医療対応できる範囲

◇トラブル時の対応（転倒・急病など）

◇入居後の生活スケジュールや外出ルール

など、気になることはその場で確認を。

5. 見学後にやっておくべき振り返り
複数の施設を見学すると、後から混乱することも。
すぐにメモや写真で印象を記録し、「良かった点・不安な点」を書き出しておきましょう。
家族と共有して話し合う時間も大切です。