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家族の関わり方は?面会・連絡・サポートのポイント

施設入居後のご家族の関わり方について、面会・連絡・サポートの3つの観点から具体的に解説

1. 面会の仕方とポイント

入居者にとって、ご家族の訪問は「生きがい」ともいえる大切な時間です。しかし、面会の仕方によってはかえって入居者に負担をかけてしまうこともあります。

頻度より「質」を大切に
 毎日のように訪問することが難しくても、短時間でも笑顔で安心できる時間を過ごすことが大切です。

〇ポジティブな話題を中心に
 昔話や家族の近況、趣味や季節の話題など、入居者が楽しめるテーマを意識しましょう。ネガティブな話題や不安を煽るような言葉は控えることが望ましいです。
〇身体的な変化を観察
 ご本人の様子を観察することで、小さな変化に気づきやすくなります。「食欲はどう?」「眠れている?」と自然に尋ねることも大切です。

2. 連絡の取り方

〇施設との連絡は、入居者の安心につながるだけでなく、ご家族の不安を解消する大切な手段です。

〇定期的な情報交換
 介護職員や看護師とのコミュニケーションを通じて、日々の体調や生活の様子を把握しましょう。

〇電話や手紙も活用
 直接会えないときには、電話や手紙でも十分に気持ちは伝わります。特にお孫さんからの手紙や写真は大きな励みになります。

〇緊急連絡体制を確認
 施設から連絡があったときの対応方法や、緊急時のフローをあらかじめ確認しておくと安心です。

3. 家族としてできるサポート

入居後も、ご家族の存在は生活をより豊かにする重要な役割を果たします。

〇生活用品や好物を届ける
 お気に入りの衣類や写真、普段から愛用していた日用品などは、施設生活に安心感を与えます。また、施設の規定に沿ってお菓子や飲み物を差し入れることも可能です。

〇行事やイベントに参加する
 施設で行われる季節行事やイベントに参加することで、ご本人にとって楽しい時間となるだけでなく、職員とも交流が深まります。

〇施設だけの生活ではなく、外出など本人が楽しみにできる時間を作ることも大切です。家族だけでは対応が難しい場合は看護師自費サービスなどの外出支援を利用するこもといいでしょう。

〇医療や介護の意思決定を支える
 入居者が体調を崩した際や介護方針を決める場面では、ご家族の意見やサポートが欠かせません。事前に希望を話し合っておくとスムーズです。

4. 家族が無理をしないことも大切

「できる限り関わらなければ」と思うあまり、ご家族が疲れてしまうケースも少なくありません。大切なのは「無理をしない範囲で、長く関わり続ける」ことです。

毎週会えなくても、定期的な電話で十分。

近くに住んでいなくても、手紙や写真で心をつなぐことができる。

兄弟や親戚で役割を分担するのも効果的。外部サービスを利用して(看護師自費サービス)家族ができないことを依頼すことも効果的

入居者にとって一番大切なのは「自分を気にかけてくれる存在がいる」という安心感です。

施設に入居することが決してゴールではない

施設に入居しても、ご家族の役割は終わるわけではありません。むしろ、入居者が安心して新しい生活に馴染むために、ご家族の関わりは欠かせないものです。

面会では「安心感」と「楽しい時間」を届ける

施設との連絡で小さな変化を共有する

外出やイベント参加を通じて生活を豊かにする

家族も無理をせず、持続可能な形で支える

このような関わり方が、入居者の笑顔と安心につながっていきます。ご家族ができるサポートは「完璧」である必要はなく、「気持ちが伝わる」ことが何より大切です。

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