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フレイル(虚弱)を防ぐ生活とは?自宅でも施設でもできる簡単運動と食事のコツ

フレイル(虚弱)を防ぐ生活とは?自宅でも施設でもできる簡単運動と食事のコツ

フレイルとは「回復できるサイン」

◆ はじめに:フレイルとは「回復できるサイン」

最近よく耳にする 「フレイル(虚弱)」 という言葉。
フレイルとは、加齢に伴い心身が弱くなる状態ですが、実は…

✅ フレイルは早く気づけば改善できる。

というのが一番のポイントです。

「昔より疲れやすい…」
「歩くのが少し面倒になった…」

そんな小さな変化こそ、体からの SOS かもしれません。

◆ フレイルを防ぐ鍵は「3つの柱」

フレイル予防で大切なのは、

◆身体活動(動く)

◆栄養(食べる)

◆社会参加(つながる)

の 3つのバランス。

食べる → 動ける → 人と関わる
この “循環” が健康寿命を延ばします。

今回は、その中でも 「動き」「食事」」 に焦点を当て、
自宅でも、施設でもできる 簡単な習慣 を紹介します。

◆ ①「無理せず動く」が筋力を守る

歳を重ねると、意識しないと筋力は低下してしまいます。

しかし、毎日軽く動くだけでフレイルは防げます。

大事なのは、運動ではなく “動く習慣”。

✅ 椅子に座ったまま足踏み(1分)

椅子に座って背筋を伸ばす

左右の足を高く上げて足踏み

→ 太ももの大きな筋肉を鍛え、転倒予防に効果があります。

✅ ペットボトル握り(握力キープ・認知症予防)

500mlペットボトルに水を少し入れる

にぎる → ひらく → にぎる

→ 握力は寿命とも関わる「健康の指標」です。

✅ 立ち上がり運動(スクワットより安全)

椅子に浅く座る

手を膝に置かず、立ち上がる

ゆっくり座る

→ 5回で太ももの筋トレに!

💡POINT
“ながら運動” が続けるコツ
・テレビを観ながら
・歯磨きしながら
・電話しながら

「動く=特別に時間を作る必要はない」

◆ ② 「タンパク質」をとると筋力は戻る

高齢者に多いのが、
「食べられているのに、栄養が足りていない」問題。

フレイル予防のキーワードは、

✅ タンパク質
✅ こまめに食べる

筋肉は 食べることでしか作られません。

✅ おすすめ食材(手軽&高タンパク)
(食材・食べ方)
◆卵➽➽ 茹でるだけ、毎日1個OK
◆豆腐・納豆➽➽ 朝食に+する
◆ヨーグルト+きな粉➽➽ 最高のタンパク質スイーツ
◆魚の缶詰(サバ・ツナ)➽➽ 調理いらず

→ ★★特に 卵は完全栄養食 でおすすめ。

✅ 食が細くなってきた方へ

✔ 3食しっかりより
✔“1日4〜5回”に分けて食べる方が効果的

・おにぎり半分
・ヨーグルト
・チーズ
・プリン

→「間食=悪い」ではなく、“栄養補給のチャンス”。

✅ 水分が不足するとフレイルが加速する

高齢者は喉の渇きを感じにくくなります。

脱水=筋肉が減る=フレイルに直結

✔ お茶以外に、
味噌汁・スープ・ゼリー飲料も水分として換算 できます。

◆ ③ 一番のフレイル対策は「人と関わる」

動いて、食べても…

人と会話がなければ、脳は衰えやすい。

会話は脳の大きな刺激です。

話す相手がいる

「ありがとう」と言う機会がある

誰かに喜ばれる

これだけで、心も体も元気になります。

💡 毎日誰かと話すだけで、
認知症リスクが 約40%下がる という研究もあります。

人生は「できること」に目を向けた人から元気になる

◆ 最後に:人生は「できること」に目を向けた人から元気になる

フレイル予防は、
特別なことをする必要はありません。

〇少し動く

〇少し食べる

〇少し話す

たったそれだけ。

✅ できないことではなく
✅ できることに目を向ける

その積み重ねが、
健康寿命を延ばし、「自分らしく生きる」ことにつながります。

あなたは、いくつになっても 人生の主役です

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