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高齢者施設の費用っていくらかかるの?内訳と平均相場をわかりやすく解説

気になる「費用」の不安をやさしく解消

1. はじめに:気になる「費用」の不安をやさしく解消
高齢のご家族の介護や今後の生活を考えたとき、「施設への入居」という選択肢が現実味を帯びてくることがあります。その際、多くのご家族が最初にぶつかるのが「費用ってどれくらいかかるの?」という不安です。

施設によって費用がまちまちで、調べれば調べるほど混乱してしまうことも。この記事では、そんな費用の内訳や平均相場について、はじめての方にもわかりやすく解説していきます。

2.高齢者施設の種類と費用の違いとは?
施設選びでまず大切なのは、「どんな種類の施設があるのか」と「それぞれどれくらい費用がかかるのか」を知ることです。ここでは代表的な施設5つを取り上げて、特徴と費用の目安をやさしく解説します。

① 住宅型有料老人ホーム(じゅうたくがた)
特徴:高齢者が安心して生活できる住まいとして注目されている施設形態の一つです。最近では軽度の介護から重度の介護まで幅広く対応できる施設も増えています。自分の家として自分らしく生活できるよう比較的自由度は高めです。

費用の目安:
 入居一時金 0〜数百万円/月額費用 約15〜25万円

② 介護付き有料老人ホーム(かいごつき)
特徴:施設内に介護スタッフが常駐しており、介護サービスを一体的に受けられる施設です。要介護認定を受けている方が対象で、安心して生活できます。

費用の目安:
 入居一時金 0〜1000万円以上/月額費用 約20〜35万円

③ サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
特徴:バリアフリーの賃貸住宅に、見守りや生活相談サービスが付いた施設です。介護サービスは必要に応じて外部の訪問介護を利用します。

費用の目安:
 敷金あり(2〜3か月分)/月額費用 約15〜30万円

④ 特別養護老人ホーム(特養)
特徴:要介護3以上の方が入居対象で、費用が比較的安く済むため、人気が高い施設です。ただし、待機者が多く入居まで時間がかかることもあります。

費用の目安:入居金なし/月額費用 約8〜15万円(所得に応じて負担軽減あり)

⑤ 介護老人保健施設(老健)
特徴:病院を退院した後に、在宅復帰を目指して一時的に入所する中間施設です。医療ケアとリハビリが充実しており、要介護1以上の方が対象。

費用の目安:
 入居金なし/月額費用 約8〜15万円(介護保険適用)

このように、施設の種類によって「サービスの内容」も「費用のかかり方」も異なります。「費用が高ければ良い」というわけではなく、「その方の状態や目的に合った施設を選ぶ」ことが、納得のいく選択につながります。

3. 費用の内訳とは?初期費用と月額費用
施設の費用は、主に以下の2つに分けられます。

初期費用(入居一時金)
 入居時にかかるまとまったお金。ゼロ円の施設もあれば、数百万円かかる施設もあります。

月額費用
 毎月かかる家賃、管理費、食費、介護サービス費などを含む費用。

このほか、医療費・オムツ代・理美容代など、**“別途発生する費用”**にも注意が必要です。

4.費用を抑えるコツと家族が気をつけたいポイント
高額な費用がかかると聞くと不安になるかもしれませんが、以下の工夫で費用負担を抑えることも可能です。

●入居一時金0円の施設を選ぶ
 ➽初期負担を軽くしたい方におすすめ。

●介護保険の利用
 ➽要介護認定を受けることで、介護費用の自己負担が1〜3割に軽減されます。

●施設見学を通じて比較検討
 ➽価格だけでなく、立地・雰囲気・職員の対応なども確認しましょう。

また、「月額費用以外に何が必要なのか?」を事前に確認しておくことも重要です。



事前の情報収集と相談が安心の第一歩

まとめ:事前の情報収集と相談が安心の第一歩
高齢者施設の費用は、施設の種類やサービス内容によって大きく異なります。入居前に「どんな費用がかかるのか」「自分たちの予算で可能か」をしっかり確認することが、安心と納得の第一歩です。

ご家族だけで悩まず、施設紹介の専門家に相談することで、無理のない選択が見つかることも少なくありません。

将来のために、今からゆっくり準備をはじめてみてはいかがでしょうか。

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